PC・スマホ・周辺機器が増えるほど、コンセント不足と配線のゴチャつきがストレスに。結論、「USB充電一体型」か「安全機能重視」かで選ぶと失敗しません。5製品を根拠ある仕様で比較します。
選ぶための重要ポイント
電源タップは「コンセントを増やす道具」ではなく、電気の“分岐点”=交通整理役。ここを間違えると、見た目も安全性も崩れます。
1) 口数と形状(タワー型/横長)
- ACアダプタが多いなら、差込口が干渉しにくいタワー型が有利(段ごとに角度がズレる設計だと特に快適)。
- 横長は壁際・デスク裏に固定しやすく、配線を一直線にまとめやすい。
2) USB充電は「合計W」と「単ポート最大W」を見る
- ノートPCまで急速充電したいなら、**USB-Cの単ポート出力(例:45W/100W)**が重要。
- 同時充電が多いなら、USB合計最大出力もチェック(例:合計45Wなど)。
(内部リンク挿入:当ブログ「USB-C PD充電器の選び方」)
3) 雷ガード・ほこりシャッターなど安全機能
- 在宅ワーク/PC周りは、雷サージ対策(雷ガード)とトラッキング対策(ほこりシャッター)が効きます。エレコムは雷ガード/ほこりシャッター搭載が明記されています。
(内部リンク挿入:当ブログ「雷ガードは必要?仕組みと注意点」)
4) 定格(W)とコード長
- 定格(例:1500W/1300W)を超える使い方は避ける(特にヒーター系は要注意)。
- 配置の自由度はコード2mがひとつの目安(今回の複数製品が2m)。
製品の比較一覧
| Anker Nano Charging Station (7-in-1, 100W) | 卓上ステーション | 3 | USB-C×1 + USB-A×1 + 巻取りUSB-C×2 | 最大100W(単ポート) | 記載なし | 記載なし | 約0.7m×2(巻取り) | 記載なし | ★★★★★ |
| パナソニック ザ・タップX (WHA2523WKP) | 横長 | 3 | なし | — | 記載なし | 防水扉・パッキン付 | 2m | 15A 125V | ★★★☆☆ |
| エレコム ECT-0102BK(10個口) | 横長 | 10 | なし | — | ○(雷サージ保護明記) | ○(ほこり防止シャッター) | 2m | 1500W | ★★★★☆ |
| エレコム ECT-2220BK(タワー型12個口) | タワー | 12 | USB-C×2 + USB-A×3 | 合計45W / C単独PD45W | ○ | ○(ACのみ) | 2m | 1300W | ★★★★☆ |
| Verbatim タワー型電源タップ JPT-01 | タワー | 11 | USB-C×2(うちPDあり)+ USB-A×2 | C:最大20W/15W, A:最大12W×2 | 記載なし | 記載なし | 2m | 最大1875W | ★★★★☆ |
各モデルの特徴とメリット・デメリット
Anker Nano Charging Station (7-in-1, 100W)
特徴
- AC3口+USB(巻取りUSB-C×2/USB-C×1/USB-A×1)で最大7台同時
- 巻取りケーブルは約70cm、USB-Cは最大100W(単ポート)対応。
- ディスプレイで出力/温度も確認できます。
メリット
- 充電器+タップ+ケーブルを一体化でき、デスクが片付く(巻取り式が効く)
- ノートPC級の給電(最大100W)で「出先用の充電器を持ち替える手間」を減らせる
デメリット
- AC口数は3なので、AC機器が多い人は別途タップ追加が必要になりがち
- 雷ガード/ほこりシャッター等の安全機能は、このページ範囲では明記が見当たりません(購入前に商品仕様欄を再確認推奨)。
こんな人におすすめ
- デスク上の充電器・ケーブル・タップを一体化して見た目も運用も減らしたい人
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パナソニック ザ・タップX (WHA2523WKP )
特徴
- 「防水扉」で一時的な水しぶき・ホコリ侵入をガード、熱に強い二重ボディなど安全設計。
- コード2m、3口、15A 125V。
メリット
- 水回り・掃除中・足元など、濡れ/ホコリが気になる場所に強い
- 発熱を抑える工夫(発熱量約24%ダウンの記載)で安心感を重視できる
デメリット
- USB充電がない
- 口数も3なので、デスクの多機器運用には増設が必要
こんな人におすすめ
- 水しぶき/ホコリが気になる場所で、安全設計優先で使いたい人
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エレコム ECT-0102BK (10個口・ほこりシャッター付)
特徴
- 10個口、ほこり防止シャッター、耐熱ユリア樹脂、二重構造ケース。
- 雷ガード(最大12500Vまでの誘導雷サージ保護)も明記。
- コード2m、1500W。
メリット
- まず口数の悩みを一気に解決(AC中心の環境に強い)
- 雷ガード+ほこりシャッターで、PC周りの事故リスクを下げやすい
デメリット
- USBがないため、スマホ/イヤホン充電は充電器が別途必要
- タワー型ほどアダプタ干渉に強い設計ではない(ただし一部差込口を離して配置の工夫あり)。
こんな人におすすめ
- PC周りのAC機器が多く、口数×安全機能(雷ガード/シャッター)を重視する人
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エレコム ECT-2220BK (タワー型 12個口)
特徴
- AC12個口+USB-C×2/USB-A×3。
- USB合計最大45W、USB-C単独でPD45W。雷ガード、ほこりシャッター(ACのみ)、コード2m、1300W。
- タワー型で差込口が干渉しにくい配置
メリット
- タワー型でアダプタ干渉を減らしつつ、USBもまとめられる
- PD45Wで、軽量ノートPC/タブレット運用にちょうどいい
デメリット
- USBは合計45Wなので、ノートPC高出力+スマホ複数を同時に全部フルスピードは難しい場面がある
- 定格は1300W(AC側)なので、1500W級タップより上限に注意
こんな人におすすめ
- タワー型で省スペースにまとめつつ、PD45Wも欲しいバランス派
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Verbatim (バーベイタム) タワー型電源タップ JPT-01
特徴
- AC11口+USB-A×2+USB-C×2(うちUSB-C PDあり)。
- 一括ON/OFFスイッチ、過電流防止機能、サイズ約92×100×193mm、コード2m
メリット
- とにかく挿したいに強い(AC11口+USBで合計15ポート相当の給電)
- スイッチ一括管理+過電流防止で運用がラク
デメリット
- USB-Cの最大は20W/15Wクラスなので、ノートPCの主充電には力不足になりやすい
- 雷ガード/ほこりシャッター等がない
こんな人におすすめ
- AC口数を最優先しつつ、スマホ等のUSB充電も最低限まとめたい人
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まとめ
電源タップ選びで迷う原因は、「口数」だけで決めてしまうこと。実際は、①USB充電の強さ(W)と②安全機能(雷・ほこり)と③形状(干渉しにくさ)の3点で体感が変わります。
結論、デスク周りなら「USB一体型で配線を減らす」か「安全機能で守る」かを先に決めると、買い直しがほぼ消えます。
迷ったら、
「ノートPCをUSB-Cで充電したい?」→YESならAnker、NOなら「雷ガード/ほこり対策が欲しい?」→YESならエレコムでOK。
あとは、いつも机にある機器を3つだけ思い浮かべて、口数と配置が足りるか確認してから買うだけです。
