「スマートリング、気になるけど種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない……」そんな人向けに、人気の8モデルをまとめて比較しました。この記事だけ読めば、自分の生活スタイルに合う1本と、失敗しない選び方のポイントがはっきり見えてきます。
選ぶための重要ポイント
まずは「どのスマートリングを選ぶか」以前に、何を基準に比べればいいかを整理しておきましょう。ここがブレると、スペックを眺めるだけで疲れて終わります。
① 何を一番したいか(目的)を決める
スマートリングは大きく分けると、
- 健康・睡眠管理メイン
- Oura Ring / RingConn / Ultrahuman Ring AIR / Galaxy Ring / Amazfit Helio / SLEEPON / monomam / b.ring
- キャッシュレス決済メイン
- EVERING
という棲み分けがあります。EVERINGはVisaタッチ決済対応のキャッシュレス特化リングで、健康トラッキングよりも「手ぶら決済」が主目的です。
まずは「睡眠・健康管理がメインか」「支払いをスマートにしたいのか」を決めておくと、選択肢を一気に絞れます。
② バッテリー持ちと充電の手間
スマートリングは24時間つけっぱなしが基本なので、バッテリー持ちはかなり重要です。
- Oura Ring:目安5〜8日程度
- Ultrahuman Ring AIR:4〜6日程度(省電力モードでさらに延長可能)
- RingConn:最大10〜12日+充電ケースで長期運用も可
- Galaxy Ring:最大約7日(公式スペック)
- b.ring G1:最大7日程度の連続使用が可能
「3〜4日持てば十分」か「1週間以上は充電したくない」かで、候補が少し変わってきます。
③ 対応OS・スマホとの相性
- Galaxy Ring は基本的に Galaxy スマホ+Samsung Health アプリ前提(AndroidでもGalaxy中心)。
- Oura / RingConn / Ultrahuman / Amazfit Helio / SLEEPON / monomam / b.ring は、iOS・Android対応(それぞれ専用アプリ+AppleヘルスケアやGoogle Fit連携に対応するものも多い)。
「今後スマホを乗り換える可能性が高いかどうか」も、長く使うならチェックしておきたいポイントです。
④ サブスクリプションの有無
ランニングコストも見落としがちですが、かなり重要です。
- Oura Ring:本体+Oura Membership(年間約70ドル)で高度な指標が解放されるモデル。
- RingConn / Ultrahuman / Amazfit Helio / b.ring など多く:サブスクなしで利用可能(アプリ使用料無料)。
「一度買って終わり」にしたい人は、サブスク不要モデルを優先してチェックしましょう。
⑤ 着け心地・サイズ選び・デザイン
- 24時間つけっぱなしなので、「リング幅」「重量」「角の丸さ」は想像以上に重要。
- Oura / RingConn / Galaxy Ring / b.ring など、多くのブランドがサイジングキットを用意しており、事前に自宅でサイズ確認が可能です。
- monomam や b.ring などは、アクセサリーとしても自然なデザインで「いかにもガジェット」感が少ないのが特徴。
製品の比較一覧(おすすめ度を最終項目に記載)
| 製品名 | 主な特徴の軸 | 電池持ちの目安 | サブスク | 価格感(目安) | こんな人におすすめ | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Oura Ring | 睡眠・回復データがとてもリッチ | 約5〜8日 | 必要(有料会員制) | 本体+サブスクでやや高め | 睡眠とコンディションを本気で管理したい人 | ★★★★★ |
| RingConn Smart Ring | サブスク不要・電池長持ち・IP68防水 | 約10〜12日 | 不要 | Ouraよりやや安め | ランニングコストを抑えつつ高機能が欲しい人 | ★★★★★ |
| Ultrahuman Ring AIR | 回復&パフォーマンス重視・軽量 | 約4〜6日 | 不要 | ミドル〜ハイ | トレーニングや体調管理にこだわる人 | ★★★★☆ |
| Galaxy Ring | Galaxyデバイス連携・AI分析 | 最大約7日 | 不要 | ハイエンド価格帯 | Galaxyスマホユーザーでリングも純正で揃えたい人 | ★★★★☆ |
| EVERING | Visaタッチ決済メイン | 公称数日程度 | 不要(チャージ式) | 月額ではなくチャージ型 | 財布もスマホも出さずに支払いしたい人 | ★★★☆☆ |
| Amazfit Helio Ring | 価格控えめな睡眠・健康トラッカー | 約3〜4日(公称4日程度) | 不要 | 比較的お手頃 | とにかく睡眠をリングで測りたい人 | ★★★★☆ |
| SLEEPON(Go2Sleep) | 睡眠専用に近いリング型計測器 | 数日程度 | 不要 | お手頃〜ミドル | 無呼吸など睡眠の質を細かく見たい人 | ★★★★☆ |
| monomam スマートリング | 国内で買いやすいコスパモデル | 数日〜約1週間 | 不要 | 1万円前後中心 | 初めてスマートリングを試したい人 | ★★★★☆ |
| b.ring G1 | 国産ブランド・IP68防水・最大7日 | 最大7日・IP68 | 不要 | 1万円未満〜1万円強 | 「国産+コスパ重視」で選びたい人 | ★★★★★ |
※価格感は執筆時点の公式情報・EC価格帯の傾向をもとにした目安です(セールや為替で変動します)。
各モデルの特徴とメリット・デメリット
ここからは1つずつ、もう少し踏み込んで見ていきます。
Oura Ring(総合力重視・王道モデル)
Oura Ringは、スマートリング市場を切り開いてきた代表的なモデルです。最新世代では睡眠・心拍・体温・活動量を総合的にトラッキングし、「睡眠スコア」「レディネス(回復度)」などの指標で日々のコンディションを可視化してくれます。
メリット
- 睡眠・回復の分析がかなり細かく、アプリも見やすい
- 自動ワークアウト検出など、日常の運動もある程度カバー
- バッテリー5〜8日と長めで、充電のストレスが少ない
デメリット
- データのフル活用には月額・年額のOura Membershipが必要
- 価格帯はリングの中でも高め
- 本体購入+サブスクのランニングコストをどう考えるかがポイント
こんな人におすすめ
- 「睡眠と回復」を本気で改善したい
- 指標の見やすさ・アプリの洗練度を重視したい
- 多少高くても“定番&実績重視”で選びたい
RingConn Smart Ring(サブスク不要+電池長持ち)
RingConnは、サブスク不要かつ最大10〜12日の長時間バッテリーが魅力のヘルストラッキングリングです。心拍・HRV・血中酸素・睡眠ステージ・ストレス指標など、必要な指標はひと通りカバーしつつ、IP68防水で日常生活の水濡れにも強い設計。
メリット
- サブスクリプションなしでアプリ利用可能
- 10〜12日のバッテリー持ちで、充電頻度が非常に少ない
- 自動睡眠検知・ストレス指標など、日常のヘルスモニタリングが充実
デメリット
- 現状は海外公式サイトや並行輸入が中心で、日本でのサポートはやや不透明
- トレーニングの詳細記録など、フィットネスに特化した機能はOura等に劣るというレビューもある
こんな人におすすめ
- 「買い切り+サブスクなし」で長く使いたい
- こまめな充電が嫌い&なるべく外したくない
- 海外製ガジェットの購入・設定に抵抗がない
Ultrahuman Ring AIR(回復・パフォーマンス重視)
Ultrahuman Ring AIR は、睡眠・回復・ストレス・HRVなど「コンディション管理」にかなり振った設計のスマートリングです。チタン製で非常に軽量ながら、4〜6日のバッテリーと100m防水性能を備えています。
メリット
- HRV・体温・睡眠の詳細データから、回復度を評価してくれる
- バッテリー4〜6日で、リングにしては十分な持ち
- サブスク不要で、アプリは買い切り型
デメリット
- 歩数や運動の細かいトラッキングはやや弱いというレビューもある
- 海外発のサービスのため、アプリUIやサポートが基本英語ベース
こんな人におすすめ
- トレーニングや仕事のパフォーマンスと「回復度」をリンクさせたい
- 腕時計型のトラッカーは嫌だけど、データはしっかり見たい
- 英語アプリにも抵抗がなく、自己管理が好きなタイプ
Galaxy Ring(Galaxyユーザー向け・純正エコシステム)
Galaxy Ringは、Samsungが展開するGalaxyシリーズの一員として登場したスマートリングです。Samsung Healthアプリと連携し、睡眠・心拍・活動量・ストレスなどをGalaxyスマホと一元管理できます。日本でも2025年2月から正式発売されました。
メリット
- Galaxyスマホ・Galaxy Watchなどとデータ連携しやすい
- AIによる睡眠コーチングや健康インサイト機能
- 純正ならではのデザイン統一感
デメリット
- Galaxyデバイス前提のため、iPhoneユーザーには不向き
- 価格帯はハイエンドクラスで、スマートウォッチと併用すると投資額が大きくなりがち
こんな人におすすめ
- すでにGalaxyスマホ&Galaxy Watchを使っていて統一したい
- スマートウォッチでは寝るときに邪魔だが、データは取りたい
- 純正アクセサリーで揃えることに価値を感じる
EVERING(キャッシュレス決済に特化)
EVERINGは、Visaタッチ決済に対応したキャッシュレス決済特化のスマートリングです。クレジットカードを登録し、事前チャージした残高で非接触決済が可能。財布もスマホも出さずに、リングをかざして支払えるのが最大の特徴です。
メリット
- 手ぶらで決済できる圧倒的なラクさ
- 防水性も日常生活レベルでは十分で、普段つけっぱなしで使える設計
- 健康データの取得ではなく「決済専用」と割り切れるシンプルさ
デメリット
- 健康・睡眠トラッキング機能は基本的になし
- チャージ残高管理が必要
- 対応店舗はVisaタッチ対応かどうかに依存
こんな人におすすめ
- ランニングや近所の買い物で本当に手ぶらで出かけたい
- スマホ決済よりさらにワンアクション減らしたい
- 健康管理は別のデバイスに任せている
Amazfit Helio Ring(コスパ重視の睡眠トラッカー)
Amazfit Helio Ringは、比較的手頃な価格帯ながら、睡眠・心拍数・血中酸素・ストレスなどをトラッキングできるスマートリングです。ZeppアプリやZepp Auraとの連携で、睡眠サウンドやAIチャットボットによるアドバイスも受けられます。
メリット
- OuraやGalaxy Ringより価格が抑えめで導入しやすい
- 睡眠レポートやAIアドバイザーなど、ヘルス機能が充実
- Zeppアプリ経由で他のAmazfitデバイスとも連携しやすい
デメリット
- 実測のバッテリーは3〜4日程度とのレビューもあり、頻度高めの充電が必要
- サイズ展開やフィット感に制限があるという指摘もある
こんな人におすすめ
- 「とにかく睡眠をリングで測ってみたい」が、Ouraは高く感じる
- すでにAmazfitのスマートウォッチ等を使っている
- コスパ重視で海外製ガジェットも試してみたい
SLEEPON(Go2Sleep)(睡眠特化リング)
SLEEPON Go2Sleepは、「睡眠計測に特化したリング型デバイス」です。指に装着して眠ることで、睡眠時間・睡眠ステージ・心拍数・血中酸素などを細かく記録し、専用アプリでまとめて確認できます。
メリット
- 睡眠モニタリングに絞ったシンプル設計
- 指輪型で軽量、寝ている間の違和感が少ない
- いびきや無呼吸傾向など、「睡眠の質」を可視化しやすい
デメリット
- 日中の活動量トラッキングや通知機能などは限定的
- アプリ・サポートが英語ベースで、日本語情報はやや少なめ
こんな人におすすめ
- 「昼間よりとにかく夜の睡眠をどうにかしたい」という人
- すでにスマートウォッチを持っているが、寝るときには外してしまう
- 睡眠時無呼吸の傾向が気になり始めている
monomam スマートリング(国内コスパモデル)
monomam スマートリングは、日本のECサイト(楽天・Yahoo!ショッピングなど)で買いやすいコスパ重視のヘルストラッカーです。心拍数・睡眠・ストレス・歩数など、基本的な健康管理機能を備え、軽量で普段使いしやすいデザインが特徴。
メリット
- 国内ECで購入しやすく、レビューも日本語が多い
- いかにもガジェット感が少なく、普通の指輪っぽいデザイン
- 初めてのスマートリングとして手を出しやすい価格帯
デメリット
- OuraやUltrahumanほどデータの深さや分析機能はない
- アプリUI・アップデート頻度などは大手海外ブランドに比べると控えめ
こんな人におすすめ
- 「まずは1万円前後でスマートリングを試してみたい」
- 派手すぎないデザインで、仕事中もつけていたい
- スマートウォッチは見た目の好み的に合わない
b.ring G1(国産ブランド&コスパ最強候補)
b.ring G1は、2024年に誕生した国産スマートリングブランド「b.ring」のエントリーモデルです。心拍・睡眠・血中酸素・ストレス・歩数など6つの健康データをトラッキングし、専用アプリでまとめて管理できます。IP68防水で最大7日間のバッテリー持ちと、価格1万円前後というコスパの高さが評価されています。
メリット
- 国産ブランドで、日本語のサポートや情報が豊富
- 最大7日間のバッテリー&IP68防水で、つけっぱなし運用しやすい
- Appleヘルスケア・Google Fit連携にも対応(対応開始済み)
- エントリーモデルながらデザイン性も高く、アクセサリーとしても自然
デメリット
- OuraやUltrahumanほど細かい指標・分析機能はない
- 充電方法が専用ケーブルのため、紛失リスクには注意
こんな人におすすめ
- 「国産」「コスパ」を軸にスマートリングを選びたい
- 1万円前後までの予算で、基本的な健康管理をひと通りカバーしたい
- 初めてのスマートリングで、サポートも含めて安心感を重視したい
アフィリエイト導線案:
b.ring セクション終わりに「▶b.ring G1の最新価格・在庫状況をチェック(公式/家電量販店オンラインへのボタンリンク)」を配置すると、コスパ重視ユーザーのクリックを取りこぼしにくくなります。
まとめ:目的から逆算して「1本」を選ぶ
最後に、この記事のポイントを整理します。
- スマートリングは
- 健康・睡眠管理メイン(Oura / RingConn / Ultrahuman / Galaxy / Amazfit Helio / SLEEPON / monomam / b.ring)
- キャッシュレス決済メイン(EVERING)
に大きく分かれる
- 選ぶときに見るべきは
- 目的(健康か、決済か、両方か)
- バッテリー持ち(3〜4日でOKか、1週間以上か)
- 対応OS・スマホとの相性
- サブスクの有無(買い切りか、継続課金か)
- 着け心地・デザイン・サイズ感
- 総合力なら Oura / RingConn / Ultrahuman / Galaxy Ring
- コスパ重視&国産なら monomam / b.ring
- 決済が主目的なら EVERING
- 睡眠特化なら SLEEPON や Amazfit Helio
スマートリングは、「毎日なんとなく過ごしている自分の体調」を可視化してくれる小さなデバイスです。
最初の1本で完璧を目指す必要はありません。まずは1つ試してみて、生活のどこが変わるかを体感することが何より大切です。
この記事が、あなたの「はじめてのスマートリング選び」のヒントになればうれしいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

