毎朝のコーヒーをおいしくしたくてコーヒーメーカーを調べ始めたものの、「メーカーも種類も多すぎて違いがわからない…」と感じていませんか?
この記事では、国内外の人気メーカー19モデルをタイプ別・メーカー別に整理して比較。自分の飲み方に合う1台を、サクッと選べるように解説します。
- 選ぶための重要ポイント
- 製品の比較一覧(おすすめ度つき)
- 各モデルの特徴とメリット・デメリット
- デロンギ マグニフィカS(ECAM22112)
- デロンギ マグニフィカ スタート(ECAM22062)
- パナソニック 全自動コーヒーメーカー NC-A58-K(旧A57/A56系)
- ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D457B
- ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D465B
- シロカ カフェばこ PRO(SC-C271)
- 象印 珈琲通 EC-RT40
- 象印 STAN. コーヒーメーカー(EC-XA30)
- タイガー HYBRID BREW(ADF-A060)
- タイガー コーヒーメーカー(ADC-A061)
- BALMUDA The Brew(K06A)
- ラッセルホブス Attentiv Coffee Bar(8000JP)
- メリタ アロマフレッシュサーモ(AFT1021-1B)
- クイジナート ドリップワン(DGB-2KJ)
- ネスカフェ バリスタ デュオ(HPM9637)
- ネスカフェ ドルチェグスト
- デロンギ ラ・スペシャリスタ・アルテ(EC9155J)
- デロンギ デディカ アルテ(EC885J)
- デロンギ アクティブ(ECP3220J)
- ユーラ(JURA) ENA 8
- まとめ:タイプ別に3ステップで選べば失敗しない
選ぶための重要ポイント
メーカー別にざっくり特徴をつかむ
まずは、メーカーごとの「得意なジャンル」をざっくり押さえておくと、候補を絞りやすくなります。
- デロンギ・ユーラ(JURA)
- 豆から自動抽出する全自動エスプレッソマシンが強み
- デロンギ「マグニフィカS」「マグニフィカ スタート」は豆挽き〜抽出・内部洗浄まで全自動で、エスプレッソやカプチーノなどがボタン一つで楽しめるシリーズです。
- ユーラ ENA 8 はコンパクトな筐体にプロフェッショナル・アロマ・グラインダーなどを搭載し、エスプレッソからカプチーノまで多彩なメニューに対応します。
- パナソニック・ツインバード・シロカ・メリタ・象印・タイガー
- 日本メーカーは「全自動ドリップ」や「ミル付きドリップ」が得意
- パナソニック NC-A58 は豆挽き〜抽出〜ミル洗浄まで全自動で、沸騰浄水機能や挽き分けで6通りの味が楽しめる人気機種。
- ツインバード CM-D457B/CM-D465B は田口護氏監修・臼式フラットミル・シャワードリップで“プロのハンドドリップ”を再現する設計です。
- シロカ「カフェばこ PRO」はコーン式ミル+真空二重ステンレスサーバーで香りと保温性を両立。
- バルミューダ・ラッセルホブス
- デザイン性・抽出プログラムにこだわった“こだわりの1杯”系
- BALMUDA The Brew は0.2ml単位のドリップ制御と3種の抽出モードで、喫茶店のような味をコンパクトな本体で実現。
- ラッセルホブス Attentiv Coffee Bar はECBC認証技術・濃さ3段階・コールドブリュー・ミルクフォームまでこなす多機能モデルです。
- ネスレ(バリスタ/ドルチェグスト)
- インスタント・カプセル方式で「手軽さ」と「再現性」が強み
- バリスタ デュオはコーヒーとミルクの2タンク構成で、ボタン操作だけでカフェラテなど8メニューが作れるモデル。
- ドルチェグストは、豆を密封した5層構造カプセルで鮮度を守り、抽出時に香りを引き出す仕組みです。
抽出方式と「豆/粉/カプセル」の違い
- 全自動エスプレッソマシン(デロンギ・ユーラなど)
- 豆をホッパーに入れておくだけで、1杯ごとに挽き立てを抽出
- 本格エスプレッソからカプチーノまで自宅カフェを作りたい人向け
- 全自動ドリップ(パナソニック・ツインバード・シロカ・メリタ・象印 EC-RT40 など)
- 豆挽き〜ドリップまで全自動で、いわゆる“レギュラーコーヒー”を手軽に楽しめる
- 豆・粉どちらにも対応するモデルが多い
- ミルなしドリップ/デザイン家電系(象印 STAN.、タイガー HYBRID BREW、ラッセルホブス、バルミューダなど)
- 粉から淹れる前提で、デザインや抽出制御にこだわったモデルが多い
- カプセル・インスタント系(バリスタ デュオ/ドルチェグスト)
- カプセル・専用インスタントを使う代わりに、ボタン1つで毎回同じ味を再現しやすい
何杯飲むか・どこに置くかを決める
- 一度に3杯まででOK → 象印 STAN.(マグカップ2杯・カップ3杯)やパナソニック NC-A58 などコンパクトモデル。
- 家族やオフィスでたくさん飲む → メリタ アロマフレッシュサーモ(最大10杯)やツインバード CM-D465B(6杯)、タイガー HYBRID BREW(6杯)など大容量モデルが便利です。
お手入れ性とランニングコスト
- 全自動マシンは「内部洗浄」や「ミル洗浄モード」があるか要チェック
- デロンギ マグニフィカシリーズは内部洗浄プログラムを搭載し、パナソニック NC-A58はミル洗浄まで自動対応。
- サーバーは「魔法瓶/ステンレス」だと煮詰まりにくく、長時間おいしさをキープ
- シロカ カフェばこ PRO やメリタ アロマフレッシュサーモ、象印 EC-RT40は真空二重やステンレスサーバー採用です。
製品の比較一覧(おすすめ度つき)
| メーカー/製品名 | タイプ・方式 | 主な特徴 | こんな人に | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| デロンギ マグニフィカS ECAM22112 | 全自動エスプレッソ | 豆挽き〜抽出まで全自動。コンパクトながら本格エスプレッソとカプチーノに対応。 | 家でも本格エスプレッソを楽しみたい | ★★★★★ |
| デロンギ マグニフィカ スタート ECAM22062 | 全自動エスプレッソ | タッチパネル操作・前面オペレーション。ラテクレマ搭載で自動ミルク泡立て。 | ワンタッチでカフェラテまで楽しみたい | ★★★★★ |
| ユーラ ENA 8 | 全自動エスプレッソ | コンパクト筐体にプロフェッショナル・アロマ・グラインダーと多彩なメニュー。 | 高級機で味とデザインにこだわりたい | ★★★★★ |
| デロンギ ラ・スペシャリスタ・アルテ EC9155J | セミオート+ミル付き | 内蔵グラインダー&3段階温度・蒸らし調整で“自分で淹れる楽しさ”重視。 | 手を動かしてエスプレッソを淹れたい | ★★★★☆ |
| デロンギ デディカ アルテ EC885J | セミオートエスプレッソ | 幅15cmスリムボディ・9気圧・進化したフロッサーでラテアート対応。 | 省スペースでエスプレッソ&ラテアート | ★★★★☆ |
| デロンギ アクティブ ECP3220J | セミオートエスプレッソ | 9気圧抽出・フロッサー搭載・カフェポッド対応で入門機に最適。 | まずは手頃なエスプレッソ機から試したい | ★★★★☆ |
| パナソニック NC-A58-K | 全自動ドリップ | 豆挽き〜抽出〜ミル洗浄まで全自動。挽き分けと3コースで6通りの味。 | 「迷ったらこれ」で外したくない全自動 | ★★★★★ |
| ツインバード CM-D457B | 全自動ドリップ | 田口護氏監修・臼式フラットミル・3杯用。「世界一おいしいコーヒーメーカー」を目指したモデル。 | 少人数で“こだわりの一杯”を味わいたい | ★★★★☆ |
| ツインバード CM-D465B | 全自動ドリップ | D457Bの6杯大容量版。シャワードリップと低速ミルで香りを引き出す。 | 家族やオフィスでたっぷり飲みたい | ★★★★☆ |
| シロカ カフェばこ PRO SC-C271 | 全自動ドリップ | コーン式ミル・抽出温度2段階・挽き目無段階・真空二重ステンレスサーバー。 | 豆の個性を細かく調整したい・保温重視 | ★★★★★ |
| メリタ アロマフレッシュサーモ AFT1021-1B | 全自動ドリップ | コニカルミル・メリタ1つ穴フィルター・最大10杯の大容量・ステンレスサーバー。 | まとめ淹れやオフィス利用に | ★★★★☆ |
| 象印 珈琲通 EC-RT40 | 全自動ドリップ | ミル一体型で豆から全自動。ステンレスまほうびんサーバーで煮詰まりにくい。 | 豆からの味・保温性を両立したい | ★★★★☆ |
| 象印 STAN. EC-XA30 | ドリップ(粉) | ダブル加熱95℃抽出・浄水フィルター・マグ2杯分のコンパクトモデル。 | キッチンになじむデザインと手軽さ重視 | ★★★★☆ |
| タイガー HYBRID BREW ADF-A060 | ドリップ(粉) | 透過式+浸漬式を組み合わせた「HYBRID BREW」でバランスの良い味わい。6杯まで抽出。 | 抽出方式にもこだわりたいコーヒー好き | ★★★★☆ |
| タイガー ADC-A061 | ドリップ(粉) | 2段階濃度調整「テイストマイスター」とシャワードリップで味を調整可能。 | 毎日飲む“普通のコーヒー”をおいしく | ★★★★☆ |
| BALMUDA The Brew K06A | ドリップ(粉) | 緻密な温度・注湯制御と3モードで喫茶店のような味。最大3杯まで。 | 少量でも味最優先の一杯を楽しみたい | ★★★★☆ |
| ラッセルホブス Attentiv Coffee Bar 8000JP | ドリップ(粉) | ECBC認証・濃さ3段階・コールドブリュー・ミルク泡立て対応の多機能機。 | ホット〜アイス・ラテまで1台で完結したい | ★★★★☆ |
| クイジナート ドリップワン DGB-2KJ | 1杯用ミル付きドリップ | コニカルミル搭載で1杯分をその場で挽き、90秒程度で抽出。 | 在宅ワークのデスクで1杯ずつ楽しみたい | ★★★★☆ |
| ネスカフェ バリスタ デュオ | インスタントマシン | コーヒー&ミルク2タンク、8メニューをタッチ操作で簡単抽出。 | 手軽にカフェラテ・カプチーノを楽しみたい | ★★★★☆ |
| ネスカフェ ドルチェグスト | カプセルマシン | 密封カプセルで鮮度を保持し、毎回あけたての香りを再現。 | カプセルで味を選びながら手軽に楽しみたい | ★★★★☆ |
各モデルの特徴とメリット・デメリット
デロンギ マグニフィカS(ECAM22112)
豆挽きから抽出まで全自動で、本格エスプレッソやカフェラテを楽しめるエントリー全自動マシン。コンパクトボディながら1.8Lタンクと内蔵グラインダーを備えています。
メリット
- ボタン操作だけで挽きたてエスプレッソ〜カフェラテまで楽しめる
- 豆の量や抽出量を調整でき、自分好みの味を追求しやすい
- エスプレッソのおいしさに対する評価が高い
デメリット
- 本体がそれなりのサイズ・重量で、設置スペースが必要
- ドリップコーヒーというよりは「エスプレッソ寄り」の味が中心
こんな人におすすめ
「家でもカフェのようなエスプレッソを飲みたい」「最初の1台でハズしたくない」人向け。
デロンギ マグニフィカ スタート(ECAM22062)
マグニフィカSの系譜を受け継ぎつつ、タッチパネルと前面オペレーションで使いやすさを高めた新世代モデル。豆挽き〜抽出・内部洗浄まで全自動で、自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ™」を搭載しています。
メリット
- タッチパネルで直感操作、メニューアイコンからワンタッチ抽出
- ラテクレマでふわふわミルクを自動で泡立て、カプチーノなども簡単
- エコモードなど省エネ機能も搭載
デメリット
- 価格はエントリー全自動の中でもやや高め
- コーヒーとミルクの洗浄・お手入れは定期的な対応が必要
こんな人におすすめ
ボタン一つでカプチーノまで飲みたい“ラテ派”の人。
パナソニック 全自動コーヒーメーカー NC-A58-K(旧A57/A56系)
豆挽きから抽出、ミル洗浄まで全自動で行い、プロが淹れたような味わい深いコーヒーを再現する国産の定番モデル。沸騰浄水機能とミル挽き分け、3つのコースで6通りの味を楽しめます。
メリット
- 豆・粉両対応で、「リッチ」「マイルド」など味のバリエーションが豊富
- ミル自動洗浄付きで、豆を挽くモデルの中ではお手入れがラク
- 国産メーカーでサポート情報やレビューが豊富
デメリット
- デザインは“家電感”があり、インテリア性より実用性重視
- サーバーはガラスで加熱保温のため、長時間の保温で煮詰まりやすい
こんな人におすすめ
「豆から全自動を試したいけれど、味もお手入れも安心な国産がいい」人に。
ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D457B
“コーヒー界のレジェンド”田口護氏監修の3杯用全自動コーヒーメーカー。低速臼式フラットミルと6方向シャワードリップで、ハンドドリップの再現を目指した1台です。
メリット
- 豆の風味を損ないにくい低速ミルと適正温度(約83℃)の抽出設計
- 抽出過程が見えるデザインで、“淹れる時間”も楽しめる
- 豆〜粉の設定・蒸らしなど、味の調整幅が広い
デメリット
- 3杯用のため、大人数家庭やオフィスにはやや容量不足
- ミルとドリッパーのパーツ数が多く、慣れるまでお手入れに手間
こんな人におすすめ
豆や抽出にこだわり、「少人数向けの“自分の一杯”を極めたい」人。
ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D465B
CM-D457Bのコンセプトを継承した6杯用モデル。低速臼式フラットミルとシャワードリップで、たっぷり淹れても香り豊かなコーヒーを楽しめます。
メリット
- 最大6杯までまとめて抽出でき、家族やオフィスで活躍
- 83℃前後の適温抽出とシャワードリップで雑味を抑えた味わい
- 公式では5年保証モデルもあり、長く使いやすい
デメリット
- 本体サイズ・重量が大きく、キッチンスペースをとる
- 価格は全自動ドリップの中でも高め
こんな人におすすめ
「ツインバードの味を、大人数で楽しみたい」「まとめ淹れ派」の人。
シロカ カフェばこ PRO(SC-C271)
コーン式全自動コーヒーメーカーで、挽きムラを抑えた「こだわり挽き」と新形状ドリッパーで雑味を抑えた味わいを実現。真空二重ステンレスサーバーで煮詰まりにくく、長時間おいしさをキープできます。
メリット
- コーン式ミル・挽き目無段階・抽出温度2段階・挽き時間5段階と、味の調整幅が非常に広い
- 真空二重ステンレスサーバーで、保温しても風味が落ちにくい
- じかマグ抽出やタイマーなど、実用的な機能が充実
デメリット
- 設定項目が多く、慣れるまでは操作が複雑に感じることも
- 本体はやや背が高く、置き場所に制約が出る場合がある
こんな人におすすめ
「豆ごとに最適設定を追い込みたい」「朝まとめ淹れしても味を保ちたい」人。
象印 珈琲通 EC-RT40
ミル一体型の全自動コーヒーメーカー。豆を挽いた直後に抽出することで、酸化による香りの劣化を抑えたコーヒーを楽しめます。ステンレスまほうびん構造のサーバーで、煮詰まりにくく保温できます。
メリット
- 豆挽きからドリップまで全自動で、忙しい朝でも手軽
- 魔法瓶サーバーで、電源を切っても温度を保ちやすい
- 国産メーカーで信頼性・サポート面が安心
デメリット
- 抽出量は4杯までで、大容量モデルと比べると控えめ
- 味の細かいカスタマイズよりも、手軽さ寄りの設計
こんな人におすすめ
「豆から淹れたいけれど、操作はシンプルでいい」という人。
象印 STAN. コーヒーメーカー(EC-XA30)
ダブル加熱95℃抽出と浄水フィルターで、粉からでもコクと香りを引き出すドリップ式コーヒーメーカー。「マグカップ2杯分」が一度に淹れられるコンパクトモデルです。
メリット
- 部品が少なく、お手入れが非常に簡単
- テーブル上にも置きやすいコンパクトサイズ
- STAN.シリーズらしいシンプルでインテリアになじむデザイン
デメリット
- 豆挽き機能はないため、ミルは別途必要
- 大人数での利用には向かない容量
こんな人におすすめ
「一人暮らし〜二人暮らしで、毎朝マグカップ1〜2杯飲む」人にぴったり。
タイガー HYBRID BREW(ADF-A060)
ドリップ(透過式)と浸漬式を組み合わせた「HYBRID BREW」で、香り・コク・酸味のバランスにこだわったコーヒーメーカー。最大6杯まで抽出でき、抽出過程を“魅せるデザイン”も特徴です。
メリット
- HYBRID BREWにより、すっきりさとコクを両立した味わい
- 6杯まで淹れられるのにコンパクトな設計
- 抽出過程が見えて、淹れる時間も楽しめる
デメリット
- 透過式/浸漬式の違いを活かすには、ある程度のコーヒー知識があるとベター
- 豆挽き機能はなく、ミルは別売り
こんな人におすすめ
ハンドドリップ派だけれど「忙しい日はマシンに任せたい」人。
タイガー コーヒーメーカー(ADC-A061)
2段階濃度調節「テイストマイスター」とシャワードリップを搭載したドリップ式コーヒーメーカー。マイルド/ストロングの淹れ分けが簡単にできます。
メリット
- テイストマイスターの向きを変えるだけで味の濃さを調整可能
- シャワードリップで粉全体にお湯を行き渡らせ、雑味を抑えた味
- マグカップに直接ドリップできる
デメリット
- ミルなしのため、豆から淹れる場合は別途グラインダーが必要
- デザインはやや“家電らしい”印象
こんな人におすすめ
「手ごろな価格で、粉からでも味の調整ができるモデルを選びたい」人。
BALMUDA The Brew(K06A)
0.2ml単位の注湯制御と緻密な温度制御により、すっきりとした後味のドリップコーヒーを再現するデザイン家電。REGULAR/STRONG/ICEDの3モードを搭載し、喫茶店のような味わいを自宅で楽しめます。
メリット
- 緻密な制御でエグみや渋みを抑えたクリアな味わい
- デザイン性が高く、キッチンの主役になる
- お手入れモードで内部洗浄も行いやすい
デメリット
- 抽出できるのは最大3杯で、大人数利用には不向き
- 価格は同クラスのドリップ機に比べて高め
こんな人におすすめ
「少量でいいから、とにかく味とデザインにこだわりたい」人。
ラッセルホブス Attentiv Coffee Bar(8000JP)
ECBC認証技術により、プロの基準を満たした抽出条件でコーヒーを淹れられる多機能コーヒーメーカー。濃さ3段階、コールドブリュー、ミルク泡立て機能、1〜10杯抽出、タイマー・保温までこなす“全部入り”タイプです。
メリット
- ホット・アイス・ラテ系まで1台で対応
- デザイン性が高く、インテリアにもなじむ
- 抽出濃度や杯数を柔軟に調整可能
デメリット
- 多機能ゆえに、使いこなすまでに少し慣れが必要
- 本体サイズも価格もそれなりに大きい
こんな人におすすめ
「家族それぞれ好みが違う」「ホットもアイスもラテも飲みたい」家庭に。
メリタ アロマフレッシュサーモ(AFT1021-1B)
コニカルミルとメリタ独自の一つ穴フィルターで、抽出時間をコントロールし安定した味わいを実現する全自動コーヒーメーカー。最大10杯の大容量とステンレスサーバーで、作り置きにも向きます。
メリット
- 大容量&ステンレスサーバーで、オフィスや来客時に活躍
- 挽き目・抽出量などを調整でき、自分好みの味に寄せやすい
- ドイツブランドらしい実用本位の設計
デメリット
- 抽出量はタンク内の水を使い切る仕様で、少量抽出はやや工夫が必要
- 本体サイズが大きめで、設置スペースを選ぶ
こんな人におすすめ
「一度にたくさん淹れて、ステンレスポットで保温して飲みたい」人。
クイジナート ドリップワン(DGB-2KJ)
コニカルミルを搭載し、1杯分の豆を挽いてから約90秒で抽出する1杯用ドリップマシン。カップやマグに直接抽出でき、抽出量も複数パターンから選べます。
メリット
- 飲む直前に1杯分の豆を挽くため、香りが豊か
- 在宅ワーク中の“マイマグ専用機”として使いやすい
- コンパクトで、デスクや小さな棚にも置きやすい
デメリット
- 一度に1杯しか淹れられないため、複数人で飲むには不向き
- 水タンクやミル部のお手入れはこまめに必要
こんな人におすすめ
「毎回1杯を丁寧に楽しみたい」「デスク横に置けるミニマシンが欲しい」人。
ネスカフェ バリスタ デュオ(HPM9637)
コーヒータンクとミルクタンクを備え、ボタンに触れるだけで8種のカフェメニューを作れるインスタントマシン。インスタントでありながら、カフェラテやカプチーノなど泡立ちのあるメニューを手軽に楽しめます。
メリット
- 湯沸かし不要で、ワンタッチでカフェメニューが作れる
- 故障時のサポートや専用サイトが充実
- マシン自体はキャンペーンや定期便で実質無料になることも
デメリット
- 専用のインスタントやミルクを継続購入する必要がある
- スペシャルティコーヒーのような豆本来の風味重視の人には物足りない
こんな人におすすめ
「とにかくラクにカフェラテを飲みたい」「家族みんながボタン一つで使えるマシンがいい」人。
ネスカフェ ドルチェグスト
挽きたての豆を酸素を抜いて密封した5層構造カプセルを使うカプセル式コーヒーマシン。光・空気・湿気を遮断して鮮度を保ち、抽出時に香りと風味を引き出す仕組みです。
メリット
- カプセルごとに味が決まっているので、失敗なくおいしい
- カフェオレやラテなど多彩なカプセルがあり、選ぶ楽しさがある
- お手入れはタンクやカプセルホルダーの洗浄が中心で簡単
デメリット
- カプセル代がランニングコストとしてかかる
- 自分で豆や挽き目を調整したい人には向かない
こんな人におすすめ
「コーヒーの違いを難しく考えず、カプセルで楽しく飲み分けたい」人。
デロンギ ラ・スペシャリスタ・アルテ(EC9155J)
内蔵グラインダー・3段階の抽出温度・蒸らし設定を備え、エスプレッソの抽出プロセスを自分でコントロールできるセミオート機。My LatteArt機能付きフロッサーで、ラテアート向きのミルクフォームも作れます。
メリット
- 豆の挽きからタンピング・抽出まで、バリスタ気分で楽しめる
- 温度・蒸らしを調整でき、豆ごとの最適を探れる
- ステンレスボディで高級感がある
デメリット
- 自動全自動機に比べると、操作ステップは多め
- マシン+豆の沼にハマると、トータルコストはそれなり
こんな人におすすめ
「淹れる工程そのものを趣味にしたい」「ラテアートに挑戦したい」人。
デロンギ デディカ アルテ(EC885J)
幅15cmのスリムボディに9気圧ポンプ・最適温度制御・進化したフロッサーを搭載したセミオートエスプレッソマシン。カフェポッドにも対応し、付属のミルクジャグやタンパーでラテアートも楽しめます。
メリット
- キッチンが狭くても置きやすいスリム設計
- ミルクの泡立て調整がしやすく、ラテアート初心者にも向く
- ポッド対応で、忙しい朝は手軽に抽出可能
デメリット
- 豆を挽くためには別途グラインダーが必要
- 抽出技術を安定させるには多少の練習が必要
こんな人におすすめ
「コンパクトな本格エスプレッソ機が欲しい」「将来的にラテアートも楽しみたい」人。
デロンギ アクティブ(ECP3220J)
9気圧ポンプによる本格エスプレッソ抽出と、二重構造高性能ミルクフロッサーを備えたエントリー向けエスプレッソマシン。カフェポッドにも対応し、ロングカップも使える構造です。
メリット
- エスプレッソ入門機として価格と性能のバランスが良い
- ミルクフロッサー付きで、カプチーノ・カフェラテも作れる
- カラーバリエーションがあり、キッチンの雰囲気に合わせやすい
デメリット
- グラインダー非搭載で、豆から淹れるなら別途ミルが必要
- 温度・圧力などの細かいカスタムは上位機よりも少なめ
こんな人におすすめ
「まずは手頃なデロンギでエスプレッソを始めてみたい」人。
ユーラ(JURA) ENA 8
JURAのコンパクトラインながら、プロフェッショナル・アロマ・グラインダーや多彩なメニュー(エスプレッソ〜カプチーノなど)を搭載した高級全自動マシン。ミニマルデザインと直感的なタッチディスプレイが特徴です。
メリット
- 挽き目の安定性とアロマアップにこだわったグラインダー
- 多彩なメニューと濃度10段階設定で、好みの味に調整しやすい
- 高級感あるデザインで、“置く家電”から“魅せる家電”に
デメリット
- 価格は今回のラインナップの中でもトップクラス
- 専用クリーニングタブレットなど、維持費もそれなり
こんな人におすすめ
「本気で全自動エスプレッソマシンに投資したい」「コーヒーもインテリアも妥協したくない」人。
まとめ:タイプ別に3ステップで選べば失敗しない
最後に、この記事のポイントを簡単に整理します。
- まず“何を重視するか”を決める
- 本格エスプレッソ → デロンギ(マグニフィカS/スタート、デディカ、ラ・スペシャリスタ)、ユーラ ENA 8
- 豆からのドリップコーヒー → パナソニック NC-A58、ツインバード CM-D457B/D465B、シロカ カフェばこ PRO、メリタ アロマフレッシュサーモ、象印 EC-RT40
- 粉から手軽に → 象印 STAN.、タイガー ADC-A061、HYBRID BREW、BALMUDA The Brew、ラッセルホブス Attentiv
- 手軽さ最優先 → ネスカフェ バリスタ デュオ、ドルチェグスト
- 一度に何杯淹れるかをイメージする
- 1〜2杯中心 → クイジナート ドリップワン、象印 STAN.、BALMUDA The Brew
- 家族・オフィス利用 → メリタ アロマフレッシュサーモ、ツインバード CM-D465B、タイガー HYBRID BREW
- 置き場所とお手入れの手間をチェックする
- スペースが限られる → デディカ アルテ、象印 STAN.、ドリップワン
- お手入れをラクに → パナソニック NC-A58(ミル自動洗浄)、バリスタ デュオ/ドルチェグスト(タンク中心の清掃)
この3ステップに沿って候補を絞り、気になるモデルの「詳細・価格」を公式サイトや通販サイトでチェックしていくと、自分の生活にフィットする1台が自然と見えてきます。
この記事をきっかけに、毎日のコーヒータイムが少しだけ“楽しみな時間”に変わればうれしいです。購入前にもう一度比較したくなったら、このページの表を見返して、自分の条件に一番近い1台を選んでみてください。

