- 仕事もゲームも快適に!2万円以内でPCスピーカーを底上げしよう
- PCスピーカーを選ぶための重要ポイント
- 製品の比較一覧(2万円以内おすすめ10モデル)
- 各モデルの特徴とメリット・デメリット
- Edifier M60:VGP金賞&コスパ大賞の“総合ベスト”
- JBL 104-BT-Y3:クリエイター向けのモニタースピーカー
- Creative Pebble Pro:小さなデスクにも置きやすい定番
- Razer Leviathan V2 X:ゲーミング特化のコンパクトサウンドバー
- Creative T60:会議・通話も音楽も1台でこなす万能機
- Yamaha NX-50:テレビ脇にも置きやすいロングセラー
- Edifier R1280DB:1万円台とは思えない“本格ブックシェルフ”
- FunLogy SOUND3:VGP受賞の高コスパ2.1chサウンドバー
- Logicool Z313:とにかく安く“重低音デビュー”したい人向け
- Anker Soundcore 2:PCと外出用スピーカーを兼用したい人に
- まとめ:用途別の“最初の1台”を決めよう
仕事もゲームも快適に!2万円以内でPCスピーカーを底上げしよう
「ノートPCの内蔵スピーカーだと音がスカスカ」「在宅会議の声が聞き取りづらい」――そんなモヤモヤを、2万円以内のPCスピーカーなら一気に解消できます。本記事では、用途別に選びやすいポイントと、実売2万円前後までのおすすめ10モデルを比較しながら紹介します。
PCスピーカーを選ぶための重要ポイント
1. 何に一番使うかを決める(BGM/映画・ゲーム/会議/制作)
まずは「どんなシーンで一番使うか」を決めると絞りやすくなります。
- 作業用BGM・動画視聴がメイン
→ 2.0chのデスクトップスピーカー(Edifier M60、R1280DB、Creative Pebble Proなど)がバランス良くおすすめ。 - 映画・ゲームの迫力重視
→ サブウーファー付きの2.1chやサウンドバー型(Logicool Z313、FunLogy SOUND3、Razer Leviathan V2 X)で低音を強化。 - リモート会議やボイスチャット重視
→ 音声強調機能をもつモデル(Creative T60のSound Blaster技術など)が有利です。 - DTM・動画編集など音のチェック
→ JBL 104-BT-Y3のような「モニタースピーカー」系がモニター用途向き。
2. 接続方法をチェック(USB/Bluetooth/アナログ)
- USB接続対応(USB-C/USB-A)
PCとケーブル1本でつなげてデジタル出力できるためノイズに強く、設定もラクです。- Edifier M60:USB-C/AUX/Bluetooth 5.3対応。
- Creative T60:USB、アナログ、Bluetoothに対応した多機能構成。
- Bluetooth対応
ノートPCだけでなくスマホやタブレットからもワイヤレス再生したいなら必須。
M60・Pebble Pro・JBL 104-BT・Razer Leviathan V2 X・FunLogy SOUND3・Soundcore 2 などはBluetooth対応です。 - アナログ入力(3.5mm/RCA)
ゲーム機や古いPC、テレビともつなぎたいなら、3.5mmステレオミニ/RCA入力の有無も確認しましょう。Edifier R1280DBはRCA/光/同軸と入力が豊富です。
3. 2.0chか2.1chか、サウンドバーか
- 2.0ch(左右スピーカーのみ)
音場の広がりと定位に優れ、デスクトップ用途に最適。Edifier M60やJBL 104-BT、Creative T60、Yamaha NX-50などが該当。 - 2.1ch(サブウーファー付き)
低音の迫力が欲しい映画・ゲーム向き。Logicool Z313とFunLogy SOUND3は2.1ch構成で、総合出力50W/80Wとパワフルです。 - サウンドバー型
モニター下に一本置くだけで済む省スペース型。Razer Leviathan V2 XとFunLogy SOUND3が代表格です。
4. デスクサイズ・設置性・デザイン
ブックシェルフ型(Edifier R1280DBなど)は音質は良い反面、奥行きがありスペースを取ります。
一方、Creative Pebble ProやM60のようなコンパクトな2.0chは、ノートPC横にも置きやすくデスクワークと相性抜群です。
在宅ワークスペースの全体コーディネートを意識するなら、木目調(M60/R1280DB/FunLogy SOUND3)やシンプルな黒一色モデルを選ぶと、インテリアに溶け込みやすくなります。
製品の比較一覧(2万円以内おすすめ10モデル)
| 製品名 | メーカー | タイプ | 主な接続 | 実売価格目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| Edifier M60 | Edifier | 2.0ch デスクトップ | USB-C / Bluetooth 5.3 / AUX | 約18,000〜23,000円(2万円前後) | ★★★★★(総合ベスト) |
| JBL 104-BT-Y3 | JBL | 2.0ch モニター | Bluetooth / TRS / AUX | 約17,000〜26,000円(セールで2万円前後) | ★★★★☆(制作・編集向き) |
| Creative Pebble Pro | Creative | 2.0ch コンパクト | USB / Bluetooth / 3.5mm | 約9,000〜12,000円 | ★★★★☆(省スペース重視) |
| Razer Leviathan V2 X | Razer | サウンドバー(2.0ch+パッシブラジエーター) | USB-C / Bluetooth 5.0 | 約15,000〜18,000円 | ★★★★☆(ゲーム・RGB) |
| Creative T60 | Creative | 2.0ch デスクトップ | USB / Bluetooth / 3.5mm | 約12,000〜15,000円 | ★★★★☆(会議・ボイス重視) |
| Yamaha NX-50 | Yamaha | 2.0ch パワードSP | 3.5mm / ステレオミニ | 中古含め約8,000円前後(生産完了) | ★★★☆☆(ナチュラル志向) |
| Edifier R1280DB | Edifier | 2.0ch ブックシェルフ | Bluetooth / 光 / 同軸 / RCA | 約15,000〜20,000円 | ★★★★☆(映画・音楽向き) |
| FunLogy SOUND3 | FunLogy | 2.1ch サウンドバー | 光デジタル / Bluetooth / AUX | 約9,000〜10,000円 | ★★★★☆(テレビ兼用のコスパ) |
| Logicool Z313 | Logicool | 2.1ch スピーカー | 3.5mm有線 | 約6,000〜8,000円 | ★★★☆☆(とにかく安く重低音) |
| Anker Soundcore 2 | Anker | モバイルBluetooth | Bluetooth 5.0 / 3.5mm AUX | 約4,000〜6,500円 | ★★★☆☆(PC+外出兼用) |
各モデルの特徴とメリット・デメリット
ここからは、特徴の近いモデルをまとめつつ、1台ずつメリット・デメリットを整理します。
Edifier M60:VGP金賞&コスパ大賞の“総合ベスト”
特徴
- 66W RMSの高出力で、1インチシルクドームツイーター+3インチアルミミッドバスを搭載した2.0chスピーカー。
- Texas Instruments製クラスDアンプ+24bit/96kHz対応DSPで、Hi-Res Audio/Hi-Res Wireless認証を取得。
- Bluetooth 5.3(LDAC対応)、USB-C、AUX入力と接続が豊富。
- オーディオ・ビジュアルアワード「VGP2025」で金賞&コスパ大賞を受賞。
メリット
- 2万円クラスとは思えないハイレゾ対応・高出力で、音楽も映画もこれ1台でこなせる。
- デスクトップ用としてはコンパクトな筐体で、スタンド付きで耳の高さに合わせやすい。
- USB-C直結でPCオーディオインターフェイスとしても使え、接続がシンプル。
デメリット
- サイズのわりに重量があり、ライトなポータブル用途には不向き。
- LDAC対応とはいえ、最大性能を出すにはUSB接続+PC側の設定が必要。
こんな人におすすめ
- 「在宅ワークも音楽もゲームも、とにかく全部を1ペアで済ませたい」
- 「安すぎるスピーカーは避けたいが、3〜4万円クラスまでは出したくない」
JBL 104-BT-Y3:クリエイター向けのモニタースピーカー
特徴
- 4.5インチ同軸ウーファー+0.75インチソフトドームツイーター、60WクラスDアンプ搭載のコンパクトモニター。
- Bluetooth 5.0、AUX、TRSバランス入力など、制作環境で使いやすい端子構成。
メリット
- 「盛った音」ではなく、録音に忠実なフラット寄りの音質で、DTMや動画編集のチェックに向く。
- 机上でも収まりのいいデザインで、スピーカーの存在感が出過ぎない。
デメリット
- 低音の量感はサブウーファー付きシステムに劣るため、映画の迫力を重視する人には物足りない場合も。
- モニタースピーカーらしく、セッティング位置によって印象が変わりやすい。
こんな人におすすめ
- 「YouTube動画やPodcastを自作している」「DTMで曲を作る」といったクリエイティブ用途。
- 普段はBGM再生、たまに制作や編集もする人。
Creative Pebble Pro:小さなデスクにも置きやすい定番
特徴
- USBバスパワー+USB PD給電に対応し、最大10W RMS/ピーク60Wの出力が可能。
- 45°上向き配置の2.25インチフルレンジドライバーとRGBライティング搭載。
- USB/Bluetooth/3.5mmアナログの3系統入力。
メリット
- ノートPC横にも置きやすいコンパクトサイズで、狭いデスクでも圧迫感が少ない。
- USB電源中心なので配線がシンプル。
- RGBライティングでゲーム配信や夜の作業環境を少し華やかにできる。
デメリット
- サイズ相応で、広い部屋全体を鳴らす用途には不向き。
- 重低音よりも近〜中距離でのバランス重視な音。
こんな人におすすめ
- デスクがあまり広くない在宅ワーカー。
- 「とりあえず今のPCスピーカーを1万円前後でしっかりアップグレードしたい」人。
Razer Leviathan V2 X:ゲーミング特化のコンパクトサウンドバー
特徴
- 2つのフルレンジドライバー+2つのパッシブラジエーター構成で、最大90dBの音圧を実現。
- USB Type-C給電+Bluetooth 5.0対応、Razer Chroma RGBのライティングに対応。
メリット
- 400mmクラスのコンパクトなサウンドバーで、モニター下にスポッと置ける。
- ゲーム連動ライティングと低遅延Bluetoothで、PCゲームやコンソールとの相性が良い。
デメリット
- 超低域はサブウーファー付きモデルほどは出ないため、「ドカンと響く重低音」を求めるなら別途ウーファー搭載モデルが有利。
- USB Type-C給電前提なので、対応していない機器では別途電源が必要なケースも。
こんな人におすすめ
- PCゲームやRGBライティングを楽しみたいゲーマー。
- モニター下の省スペースに1本でまとめたい人。
Creative T60:会議・通話も音楽も1台でこなす万能機
特徴
- 2.75インチフルレンジドライバー+デジタルアンプで最大60Wのパワフルサウンド。
- BasXPort技術によりサブウーファーなしでも低音を強化。
- Sound Blasterのオーディオ処理で、ボイス強調などのエンハンス機能を搭載。
メリット
- 音楽再生はもちろん、オンライン会議やボイスチャットで声が聞き取りやすくなる設計。
- USB/Bluetooth/アナログ入力対応で、PCもゲーム機もつなぎやすい。
デメリット
- 本格的なモニタースピーカーほどはフラットではなく、エンハンスによる“聴きやすさ重視”の音。
- デザインは実用第一で、インテリア性を最優先したい人には物足りないかも。
こんな人におすすめ
- 在宅勤務でWeb会議が多く、「声の聞き取りやすさ」を重視したい人。
- 仕事とプライベートの切り替えを1台で済ませたい人。
Yamaha NX-50:テレビ脇にも置きやすいロングセラー
特徴
- コンパクトなパワードスピーカーとして、PCだけでなくテレビサイドにも置ける設計。
- 生産完了品のため、現在は中古や在庫限りで流通。
メリット
- Yamahaらしいナチュラルで聴き疲れしにくい音づくり。
- テレビやPCを問わずつなげるオールラウンダー。
デメリット
- 新品で手に入れにくくなっており、保証面では他機種に劣る。
- 接続はアナログ中心で、BluetoothやUSB接続はない。
こんな人におすすめ
- 中古も視野に入れつつ、「自然な音・シンプルな構成」を好む人。
- 小型テレビ+PCの2役で使いたい人。
Edifier R1280DB:1万円台とは思えない“本格ブックシェルフ”
特徴
- 13mmツイーター+4インチウーファーの2ウェイスピーカーで、最大42W(RMS)の出力。
- Bluetooth/光/同軸/RCAと入力が豊富で、テレビやゲーム機とも相性抜群。
メリット
- 小型ながら「ちゃんとしたスピーカーを置いた」感が強く、音の厚みや余裕が段違い。
- リモコン付きで手元から入力切替・音量調整ができる。
デメリット
- ブックシェルフタイプなので、デスクの奥行きが足りないと圧迫感が出る。
- しっかり鳴らすには、ある程度スピーカーから耳までの距離が必要。
こんな人におすすめ
- PCだけでなくテレビやゲーム機の音もまとめて改善したい人。
- 「将来的にオーディオにも踏み込みたい」入門用スピーカーを探している人。
FunLogy SOUND3:VGP受賞の高コスパ2.1chサウンドバー
特徴
- 2.1ch構成、総合80W出力のサウンドバー。
- Bluetooth 5.0、光デジタル入力、3.5mm AUXに対応。
- オーディオビジュアルアワード「VGP2023」を受賞。
メリット
- 1万円前後でサブウーファー内蔵のテレビ用サウンドバーとしても優秀。
- スタンダード/クリアボイス/ムービーの3モードで、ニュースから映画まで調整しやすい。
デメリット
- 横長サイズ(約820mm)なので、小さいデスクのPC用途だけだとややオーバースペック。
- 壁際に置くと低音が出過ぎる場合があり、設置場所の調整が必要なことも。
こんな人におすすめ
- 「PCはもちろん、リビングのテレビでもしっかり使いたい」コスパ重視派。
- 夜は小音量でもセリフを聞き取りやすくしたい人。
Logicool Z313:とにかく安く“重低音デビュー”したい人向け
特徴
- 最大出力50W/RMS 25Wの2.1chスピーカーシステム。
- コンパクトなサブウーファー+2chサテライトで、3.5mmアナログ入力のみのシンプル構成。
メリット
- 5,000〜8,000円前後で“サブウーファー付きの迫力”を体験できるコスパの良さ。
- 手元コントローラーで電源ON/OFF&音量調整ができる。
デメリット
- 音質は価格相応で、解像感やステレオイメージは上位機に劣る。
- 有線接続のみで、BluetoothやUSB接続には非対応。
こんな人におすすめ
- 「とりあえず今の内蔵スピーカーより良ければOK」というライトユーザー。
- 初めて2.1chサブウーファー付きスピーカーを試してみたい人。
Anker Soundcore 2:PCと外出用スピーカーを兼用したい人に
特徴
- 6W×2のデュアルドライバーで合計12W出力。
- Bluetoothスピーカーとして最大24時間再生可能なバッテリーを内蔵。
- IPX7相当の防水設計(公式仕様)で、屋外使用にも対応。
- Bluetooth 5.0に加え、3.5mm AUX入力にも対応しており、有線接続も可能。
メリット
- 価格はおおむね4,000〜6,500円前後と手を出しやすく、コスパが高い。
- 最大24時間のロングバッテリーで、1日中BGMを流してもバッテリー切れしにくい。
- IPX7防水なので、キッチン・浴室・ベランダなど水濡れリスクのある場所でも安心。
- AUX端子があるため、Bluetooth非対応PCやテレビとも有線でつなぎやすい。
デメリット
- 単体では左右一体型のため、左右にスピーカーを振り分ける2.0chシステムに比べるとステレオ感は限定的。
- 机に置きっぱなしの「PC専用スピーカー」として使う場合、ケーブルの取り回しなどは少し工夫が必要。
- Bluetooth接続では、音楽や動画視聴には問題ないものの、DJプレイや低レイテンシーが必要な用途には不向き。
こんな人におすすめ
- 自宅ではPCやタブレット用、休日はベランダやアウトドア、浴室などにも持ち出したい人。
- 1万円以内で「PC用+モバイル用」を1台にまとめたいミニマリスト志向の人。
まとめ:用途別の“最初の1台”を決めよう
最後に、用途別のおすすめパターンを整理します。
- デスクワーク全般+音楽・映画まで幅広く楽しみたい
→ Edifier M60(総合バランス&将来性◎) - 制作・編集や音のチェックもしたい
→ JBL 104-BT-Y3+余裕があれば後からサブウーファー追加を検討。 - オンライン会議・通話重視+普段使いもそこそこ音質が欲しい
→ Creative T60(ボイス強調と多入力が便利)。 - 映画・ゲームの迫力を1万円前後で上げたい
→ FunLogy SOUND3(テレビ兼用) or Logicool Z313(とにかく安く2.1ch体験)。 - PCでも外出先でも1台を使い回したい
→ Anker Soundcore 2。
このあたりを基準に、「どのシーンで一番使うか」を決めてからモデルを選べば、2万円以内でも“買ってよかった”と感じられるPCスピーカーを見つけやすくなります。気になるモデルがあれば、ぜひ各通販サイトで最新価格と在庫をチェックしてみてください。

